税理士・米国公認会計士 林 正和(Tax Accountant・USCPA Washington Masakazu Hayashi)

英文会計とは

英文会計とは -What is International Accounting?-

What is International Accounting?

Contents

英文会計とは

英文会計とは、会計情報を英語で処理し、英語で財務諸表等を作成・報告することをいいます。一般的に英文会計は、国際的なビジネスや多国籍企業、外国での事業展開を行う企業によって採用されています。

英文会計の目的として、例えば、次の2点が挙げられます。

1、国際的なコミュニケーション
英文会計は、異なる国や地域の利害関係者間でのコミュニケーションを円滑にします。英語は国際的なビジネスの共通言語として広く使用されており、英文会計を採用することで、情報を効果的に共有することができます。

2、国際的な取引の支援
英文会計は、国際的な取引や事業展開を行う企業にとって重要なツールです。財務情報を英語で処理し、報告することで、異なる国や地域でのビジネス活動に関するリスク管理を可能にし、ビジネスの機会を広げるための支援が得られます。

また、英文会計は、国際的なビジネス環境での透明性と効率性を高めるための重要な手段となっています。多国籍企業や国際的な取引を行う企業は、英文会計を採用することにより、国際市場での競争力を維持し、成長を促進しています。

貸借対照表 -Balance Sheet-

流動資産(Current Assets)

流動資産とは、企業が所有する資産の一つであり、比較的短期間(通常は1年以内)に現金に換えられる、または消費される資産のことです。
これらの資産は、企業の財務状態や流動性を評価する際に重要な役割を果たします。流動資産の比率が高いほど、企業は将来の支払いや短期的な負債の返済に対処する能力が高いと見なされます。

固定資産(Non-Current Assets)

固定資産は、企業が所有し、長期間にわたって使用される資産のことを指します。これらの資産は、企業の主な業務活動を支え、収益を生み出すために使用されます。一般的には、1年以上の長期間にわたって使用されるため、流動性が低いです。
固定資産は、企業の貸借対照表上で重要な位置を占め、企業価値や財務状態の評価に影響を与えます。これらの資産はしばしば長期的なリソースとして管理され、適切な保守や更新が行われることで、企業の成長や持続可能性に寄与します。
固定資産は「有形固定資産」「無形固定資産」「投資その他の資産」に分類されます。

・有形固定資産(Property, plant and equipment:PP&E)

有形固定資産は、企業が所有する物理的な形態を持つ資産のことを指します。つまり、目に見える形で存在する資産です。これらの資産は、企業の業務遂行や生産活動に使用され、通常は長期間にわたって利用されます。

無形固定資産(Intangible Assets)

無形固定資産は、企業が所有する物理的な形態を持たない資産の一種です。つまり、目に見えない価値や権利を持つ資産を指します。これらの資産は、企業の経営資産として貸借対照表上に記録されます。
無形固定資産は、企業の競争力や収益性を向上させるために重要な役割を果たします。

投資その他の資産(Investments and other assets)

投資その他の資産は、企業の貸借対照表において、固定資産のうち有形固定資産や無形固定資産に該当しない、さまざまな投資やその他の資産を指します。これらの資産は、企業が将来の利益を生み出すために保有する様々な資産を表します。
これらの投資その他の資産は、企業が将来の利益や成長を追求するために保有されます。ただし、投資の価値は市場の変動によって影響を受け、リスクも伴います。企業は投資戦略を慎重に検討し、リスク管理を行うことが重要です。

繰延資産(Deferred Assets)

繰延資産とは、企業が支出する費用のうち、その支出の効果が1年以上に及ぶものをいいます。繰延資産は、企業が将来の期間にわたって経済的利益を得るための費用を適切に認識するために重要です。企業はこれらの資産を貸借対照表に記録し、適切に管理しています。

流動負債(Current Liabilities)

流動負債とは、企業の負債のうち、比較的短期間(通常は1年以内)で支払いが予定されている負債のことを指します。これらの負債は、企業が日常的な運営や経営活動の中で支払う必要がある債務を表します。
流動負債は、企業の流動性や財務状態を評価する際に重要な要素です。流動負債が適切に管理されているかどうかは、企業の短期的な支払能力や財務リスクに影響を与えます。

固定負債(Non-Current Liabilities)

固定負債とは、企業が支払うべき金額が一定であり、支払い期限が1年以上先の長期の負債のことを指します。
固定負債は、企業の財務状況に影響を与えます。支払い期限が将来のある時点であるため、負債の管理や返済計画が重要です。また、投資家や債権者にとっても、企業が長期的な負債を返済できるかどうかが重要なポイントとなります。

純資産(Net Assets)

純資産とは、資産から負債を差し引いた残りの部分を指します。つまり、純資産は、所有される資産の総額から借入金や負債の総額を引いた金額を表します。

損益計算書 -Statement of income-

収益(Revenues)

収益とは、企業が営業活動や資産運用、投資などから得る金銭的な利益や収入のことを指します。具体的には、商品やサービスの売上高、利子や配当、賃貸料、不動産や有価証券の売却益などが収益に含まれます。収益は、企業の財務諸表である損益計算書に記録され、その企業の業績や収益性を示す指標として利用されます。

費用(Expenses)

費用とは、企業が営業活動により支出する金銭的な負担や経費のことを指します。具体的には、商品の生産やサービスの提供にかかる原材料費や人件費、広告宣伝費、光熱費、事務費、利子、減価償却費などが費用に含まれます。
企業においては、費用は事業活動に必要な支出やコストを表します。これらの費用は損益計算書に記録され、企業の収益性や利益を評価するための重要な要素となります。

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