今日は税務のことから離れて、パソコン環境のことを書いてみようと思います。仕事の効率化を図るためには、まず、パソコンやその周辺の見直しをするといいと思います。
NASについて
皆さまはNASというものをご存じでしょうか?NASとは無線接続ができるHDD(ハードディスクドライブ)で、正式名称は「Network Attached Storage」といいます。
過去には、パソコンを一人一台しか持っていなかった時代もありましたが、今はタブレットやスマホなどを含め、複数のデバイスを所有しているのが普通となりました。私が現在所有しているものは以下のとおりです。
・デスクトップ(自作)
・ノートパソコン(HP Elite Book X360)
・iPad pro 11(2020年)
・スマホ(AQUOS ZERO)
例えばデスクトップで作成したエクセルファイルを、ノートパソコンで確認したいときがありますよね。その時に、デスクトップのHDDにファイルを保存してしまうと、ノートパソコンからはそのファイルを開くことができません。USBメモリーでファイルを移すなどの作業が必要になります。
私も以前は、デスクトップの電源を入れて、ファイルをUSBメモリーにコピーして、ノートパソコンにファイルを移して、という作業をしていました。1回だけならそれほど時間はかからないかも知れませんが、何十回、何百回とこの作業をするとトータルでは結構な時間を使うことになります。
NASの導入
そこで、前から気になっていたNASを導入することにしました。結果としては、もっと早く導入すれば良かったです。それほど便利です。仕組みとしては、NASをルーターやハブにつなげるだけです。パソコンとは無線でつながるため配線の必要はありません。
パソコンなどのデバイス側でNASの設定をすると、専用のフォルダが作成されます。このフォルダは通常のフォルダと同じように使うことができ、いつもどおりにそのフォルダにファイルを保存すればいいだけです。そうするとNASに保存されたファイルは他のデバイスからも閲覧や編集をすることができます。さらに、私はI-Oデータの「HDL2-AAX4」というNASを使っているのですが、これは外出先からスマホなどでアクセスすることもできます。
バックアップについて
最近はNASにファイルを保存することが多くなりました。そこで心配になったのがHDDが故障してデータが読み込めなくなったときの対処でした。HDDは比較的耐久性や安定性が高いと言われていますが、やはり心配です。その点、私が使っているNASには2台のHDDが搭載されており、それぞれに同じデータを書き込むことで、1台が故障してもデータを守ることができる設計になっています。ただし、私は念には念を入れて、他のデバイスのHDDにも定期的にバックアップを取るようにしています。
クラウドストレージについて
私はNASを導入しましたが、クラウドストレージでも同じような運用をすることができます。ドロップボックスが有名ですね。NASに保存する代わりに、外部のストレージサーバーに保存するわけです。ファイルはすべて暗号化されて安全に保存されているようですが、機密性が高いファイルを外部に保存することに抵抗がありました。
今日はNASについてお話しました。新しいことを取り入れるのにはエネルギーが要りますが、それだけの見返りがあります。興味があることは、どんどん挑戦していきましょう。
それではまた次回よろしくお願いします。
(公開日:2020年10月12日)